お笑いをはじめMC、俳優、ラジオパーソナリティと幅広く活躍する岡村隆史さん。
いつも明るく視聴者を笑わせてくれる存在ですが、実は過去に休業期間があったことをご存じでしょうか?
休業の理由は意外にもうつ病だったんだとか。
この記事では岡村隆史さんについて、
・休業理由のうつ病は本当だったのか
・うつ病になった原因
・うつ病の症状
・うつ病克服や再発の可能性について
・うつ病後、性格悪くなった?
といった内容でまとめました。
この記事の目次
岡村隆史の休業理由はなぜ?休養期間はいつ頃?
岡村隆史さんが休業していたのは2010年7月15日から同年11月27日放送の「めちゃ×2イケてるッ!」で復帰するまでの4ヶ月ちょっとの期間です。
本日7月15日、ナインティナイン岡村隆史が体調不良による休養を発表した。
出典:お笑いナタリー
7月から体調不良で療養の為休業していたお笑いコンビ、ナインティナインの岡村隆史が11月27日放送の「めちゃ×2イケてるッ!」で復帰した。
出典:exciteニュース
休業の理由は、2020年現在でも病名をきちんと公表はされていませんが、うつ病ではないかといわれています。
岡村さんのうつ病がささやかれたきっかけは、テレビやラジオでの岡村さんの発言によるものです。
2013年11月5日放送の「解決!ナイナイアンサー」では、元日本テレビアナウンサー丸岡いずみさんのうつ病を特集をしましたが、番組内で岡村さんは自身の休業当時のことを、
「丸岡さんと一緒で一睡もできなくなってしまって。ぜんぜん眠れないんです。まったく。それが何か月も続いて」
出典:Jcastニュース
と告白しています。
病名こそ明かさず体調不良を頭が「パッカーン」などとおもしろおかしく表現した岡村さん。
しかしその後も、ラジオ番組「ナインティナインのオールナイトニッポン」で「興味関心の低下」「無気力状態」「じっとしていられない」「体重激増」などの症状を語ったといいます。
その症状が、うつの症状とよく似ているというのです。
以下は厚生労働省のうつ病診断基準から抜粋したものです。
「興味、喜びの著しい減退」
「ほとんど毎日の易疲労性、または気力の減退」
「精神運動性の焦燥または制止」
「著しい体重減少、あるいは体重増加」
「不眠または睡眠過多」出典:Jcastニュース
黒字が厚生労働省のうつ診断、赤字が岡村さんの症状。確かに症状が似ていますね。
・興味、喜びの著しい減退→興味関心の低下
・ほとんど毎日の易疲労性、または気力の減退→無気力状態
・精神運動性の焦燥または制止→じっとしていられない
・著しい体重減少、あるいは体重増加→体重激増
・不眠または睡眠過多→眠れない
こういったことから岡村隆史さんの休業理由はうつ病だった可能性が高いことが分かります。
岡村隆史のうつ病の原因はなぜ?
岡村さんのうつ病の原因は複数あるようです。
ニュース記事では岡村さんのうつ原因について、以下のようなことが書かれていました。
・元々真面目な性格
・自分ですべてを抱え込み責任を背負っていた
・一度たりとも自分がスベることが許せなかった
・寝る間もないほどの過密なスケジュール
岡村さんは自身の性格や考えについてこんな風に語っています。
元々真面目な性格だったが、昔は「自分で何でもできるんちゃうか」と「勘違い」していた。
出典:Jcastニュース
自分ですべてを抱え込み、その責任を背負っていた。それが芸人としてのプライドであり、自分の支えでもあった。
出典:Aol
おちゃらけた印象の岡村さんでしたが、意外にもかなり真面目で抱え込んでしまう性格だったようですね。
そんな岡村さんは、2010年4月公開の映画「てぃだかんかん」では主演を務めており、同年6月には自身初の一人舞台「二人前」をする予定でした。
不眠のきっかけは一人舞台の台本修正をしていた時のことで、2015年10月のスポニチの取材では当時についてこのように語っています。
「1人で全部やらなくちゃいかん、と思い過ぎていた。
気が付いたら寝ないで2日たっていた。
立ったらふらふらってして。密閉のヘッドフォンして、角砂糖なめながら台本ずっとやっていた」という。
それ以来「眠れなくなった。スイッチ入ったままになっちゃって」
出典:スポニチアネックス
映画のプロモーションの過密スケジュールに加え、一人舞台への相当なプレッシャーがうつの引き金となってしまったようですね。
2010年6月、疲労がピークに達した岡村さんに奇行が目立つようになり、相方の矢部さんが岡村さんの仕事継続は困難と判断したようです。
どんなに「休め」と言っても「休まへん」と答えていた岡村さんに対し、「言う事聞いてください。岡村さん、休みましょう」と目を見て告げ、半ば強制的に岡村さんを休養させることになります。
岡村隆史のうつ病「パッカーン」の具体的症状とは?
うつ病当時の体調不良について「頭がパッカーン」と面白く語った岡村隆史さん。
しかし実際の症状はけっこう深刻で、睡眠障害以外に以下のような症状もあったそうです。
家でもラジオでも、常にパニック状態
体調不良当時、一睡もできなくなっていたという岡村さん。
睡眠不足の影響もあったのでしょうか。
ラジオ「オールナイトニッポン」でリスナーからのネタハガキを選んでいる時、どれを読むのか分からなくなり、「あれ、これ採用やっけな、不採用やっけな?」と混乱し、気がついたらハガキが周りに散乱したといいます。
またある時は突然「お金がないで!ロケ行けない!」とお金の不安にかられたこともあったと明かしています。
常にパニックみたいな状態だったそうです。
自分が汚れている妄想に取り憑かれる
毎日お風呂やシャワーに入っても「自分は汚れている」と思い込んでしまう症状もあったといいます。
周りがそんなことないと否定しても「汚れている」「どうしよう」と焦ってしまったようです。
こういった自分の意に反してネガティブなイメージが頭から離れない病気で「強迫性障害」というのがあるようです。
強迫性障害の不安によるストレスでうつ病を併発させてしまうこともあるというので、うつ病と同時に他のメンタル系の病気もあったのかもしれませんね。
自分のサインが書けなくなる
一番深刻な時は自分のサインを忘れて書けなくなったこともあったといいます。
ファンからサインをお願いされても「えっなんやったっけ」と自分のサインが思い出せなかったそうです。
マネージャーに過去のサインを見せられ「はぁこうやったか」とようやく自分のサインを思い出したという岡村さん。
思考能力がストップするほど精神的に追い詰められていたのかもしれませんね。
バラエティ番組が見れない
岡村さんは休業中、バラエティ番組を見ることができない状態だったといいます。
矢部さんに半ば強制的に休まされる形で休業することになった岡村さんですが、やはり芸能界での仕事に未練があったのでしょう。
入院による闘病生活を送りましたが、テレビはほとんど見なかったそうです。
わずかに見れた番組は、
・NHK「ゲゲゲの女房」
・メジャーリーグ
・高校野球
だったといいます。
本来自分が出演したいはずのバラエティ番組を、客観的に見るしかできないなんて辛いですよね。
働きたいのに働けない苦しい状況の中で、当然の心境だったと思います。
岡村隆史はうつ病を漢方薬で克服?再発の可能性は?
入院による闘病生活を送ったという岡村隆史さん。
病院では朝7時30に起きる健康的な生活を送られていたそうです。
また、不眠症や神経症に効くという漢方「酸棗仁湯」(サンソウニントウ)も飲んでいたといいます。
なるべくストレスがかからないように安静に過ごし、4ヶ月ちょっとの休業期間を経て芸能界に復帰しています。
無事復帰を果たした岡村さんですが、心配なのはうつ病の再発です。
厚生労働省のサイトによると、うつ病の再発率は60%といわれています。
ただし2010年11月の復帰後以降、再度休養といった話は聞きませんので、岡村さんに関してはうつ病再発の可能性は低いのかもしれません。
岡村隆史がうつ病後、性格悪くなった!?
岡村さんは休業から復帰後、「性格が悪くなった」「攻撃的になった」などと言われているようです。
「退院後は攻撃的な性格になったといわれています。
岡村さんは基本的には礼儀正しい人なんですが、退院後は正義感が強くなったのか、少しでも敬語の使い方が間違っていたり、モノの渡し方が悪いと怒るようになりました。
無論、それ自体は社会人教育として考えれば悪くないことですが、言い方がひどいんです。
一言だけ『ダメだよ』と注意すれば済むようなことでも延々と相手を責め続けるんです。
相手が泣くまで続けることもあるので、さすがに否定的な見方も多いですね」(テレビ番組関係者)
出典:TOCANA
上記は2015年12月31日のニュース記事ですが、岡村さんと話をする時、スタッフは相当気を使っていたといいます。
休業前は一度たりとも自分がスベることが許せなかったという完璧主義な岡村さんでしたが、休業後は「スベッたらスベッたでしょうがない」と考えが変わったといいます。
それまでは一度たりとも自分がスベることが許せなかった。
自分ですべてを抱え込み、その責任を背負っていた。それが芸人としてのプライドであり、自分の支えでもあった。
けれど次第に考え方が変わってきたのだ。「あ、スベってもええんかな」と。
出典:Aol
ふっきれたのでしょうか。
そんな岡村さんは現在もストレスをためないためか、周りの空気をまるで気にせず、思ったことは何でも発言するといいます。
周りの空気をまるで気にせず、思ったことは何でも発言して、デリケートなテーマでもお構いなしに下ネタをぶっ込んでくる。
“周囲の目を気にせず、ストレスから解放され、やりたいことをやる”という治療の方針もあってか、人の意見を聞かず、何を言っても馬耳東風。独りよがりな”裸の王様”になってしまったのです。
出典:文春オンライン
かつての体調不良をおそれてストレスフリーを追求した結果、性格悪いという評判につながってしまったのかもしれませんね。
まとめ
ナインティナイン岡村隆史さんの休業理由やうつ病についてまとめました。
いつも明るい岡村さんだけに、うつ病のようなメンタル系の病を患っていたのは意外でした。
入院による闘病で病気は克服し、再発もおそらくしていないと思われます。
しかし現在はストレスフリーに過ごすため、思ったことは言いたい放題という岡村さん。
2020年4月23日深夜放送のラジオ「ナインティナイン岡村隆史のオールナイトニッポン」では「風俗発言」をし大炎上しています。
ストレスフリーを追求しすぎて岡村さんの評判が悪くなってしまうのは心配ですね。
コメントを残す